以前、他のライターが行ったインタビューの音声データを書き起こしたことがあります。
音声を何度も聞き直して確認しなければなりませんでした。
しかし、聞くたびにインタビュアーの“相づち”が耳障りで耐えられないのです。
「へえ〜」「ふう〜ん」「うんうん」
相手の話が終わらないうちにリアクションしています。
話を膨らませたり、掘り下げたりする様子もないのです。
この意味のない相づちが雑音になり、
聞こえない部分があるので聞き直さなければなりませんでした。
「人の振り見て」と言いますが、現場にもし自分がいたら?
自分ならどうするのでしょうか?
「置き換えて学びにしよう」と思うのでした。
インタビューといえば、ときどき音声の書き起こしをさせていただくのですが
尊敬しているインタビュアーの方がいます。もちろん人間的にも。
話すテンポ、聞き取りやすさ、間、心地よいリアクション。
すべてが音声を聴くたびに「すごい」と思うのです。
「ああなりたい」と思うのです。