フリーになってから今まで「嫌だった仕事」「つらかった仕事」は、ほぼありません。
あったとしても忘れてしまっているかもしれません。
クライアントさんや取材先に恵まれていると、ずっと感謝しきりです。
そういえば1回だけ、嫌な思いをした取材がありました。
私の取材スタイル?が気に入らなかったらしいのです。
途中で止まっていた制作を引き継いだこともあり、
ヒアリングシートを持参してきっちり聞こうとしたことが
「予定調和」に感じられたのかもしれません。
「そういう取材のしかた、やめたほうがいいよ!」
と、強い口調で話を遮られてしまいました。
そして、ご自身の理想とする取材スタイルを語りはじめたのです。
その方の中では、テンポ良く遠慮のない質問をキャッチボールする…
熱いインタビューを思い描いていらっしゃったようです。
至らないこともあったなと反省しつつも、
高圧的で相手を否定するような態度は「ないよなあ…」と思いました。
ひとつの経験として今後に生かします。
そういえば「会話を拾う」という取材を最近経験しました。
「取材相手の言葉をできるだけ生かしてほしい」という要望で、
和やかな雰囲気のなかで、楽しく取材させていただきました。
取材を思い出すたびにじんわりとあたたかい気持ちになります。